歯周病治療の取り組み| 二宮町で歯科・歯医者をお探しの方はみのしま歯科クリニックまで

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14:30~19:00

休診日:木曜、日曜、祝日
△土曜は午後17:00まで

〒259-0123
神奈川県中郡二宮町二宮1372-1

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「歯周病」は他人事ひとごとではありません。

日本では成人のおよそ8割が「歯周病」といわれています。

毎日歯磨きしているから大丈夫。
まだ30代だから大丈夫。
このようなお声はよく聞きますが、1日3回歯磨きしている方も、30代の方も、歯周病になることがあります。
残念ながら、日本では成人のおよそ8割が罹患しているといわれるほど、歯周病はかかりやすい病気なのです。

さらに厄介なことに、歯周病は痛みのないまま進行してしまうため、気付かずに悪化させてしまう方が少なくありません。
まだまだ「歯周病はシニア世代がかかるもの」という考えの方が多く、「自分はまだ大丈夫」という意識が歯周病の発見を遅らせてしまいます。

30代を過ぎたら歯周病は「自分事」と考え、歯科医院での定期的な予防ケアをしっかり始めていきましょう。

歯周病セルフチェック
歯周病のサインを見逃さないようにしましょう
  • 口臭が強くなった、人から指摘された
  • 歯磨きすると出血する
  • 歯ぐきが腫れている
  • 歯ぐきがブヨブヨしている
  • 歯がグラグラしている
  • 歯が浮いている感じがする
  • 歯ぐきが下がり、歯が長くなったように見える
  • 歯ぐきがピンク色ではなく赤黒く見える
  • 朝起きたときに、口の中がネバネバする

どれか1つでも当てはまる方は、歯周病の可能性が高いです。
重症化する前に歯科医院を受診しましょう。

みのしま歯科クリニックの歯周病治療

手術をせず、薬による治療に対応

重症の歯周病には、歯ぐきを切開して病巣の殺菌を行うのが一般的です。
しかし当院では、患者さまの身体へのご負担を考え、手術をせずに薬による治療を行っています。外科手術に抵抗のある方、お身体に持病があり手術は避けたいという方にも安心です。

どうしても必要な場合は、患者さまの同意を得たうえで手術をする場合もあります。

保険内での治療も可能

ジスロマックなどの薬を使った治療は、保険診療で受けていただけます。ファンギソン、ペリオバスターを歯ブラシにつけて塗布したり、スプレーすることで、歯周病菌を殺菌します。

一部の治療は自由診療です。

スケーラーを使い分けて効率的に

スケーラーとは、歯に付いた歯石を除去するための治療器具です。
当院では、効率よく歯石を除去するために、超音波スケーラーとハンドスケーラーを使い分けています。
超音波は機械の振動で広範囲の歯石をとるので、初診など歯石が多い場合などに使用します。一方、歯ぐきの奥は超音波が届きにくいので、歯ぐきの奥に入り込んだ歯石には、ハンドスケーラーを使用して手作業で除去します。

治療の流れ

  1. 1歯周病の検査

    検査①歯周ポケット検査

    まずは「歯周ポケット」とよばれる歯と歯ぐきの間の溝の深さを調べ、歯周病の進行度を確認します。
    溝の深さが3ミリ以上あると、歯周病と診断されます。6ミリ以上は、歯が抜ける寸前の重症です。歯ぐきの状態や進行度に合わせて、治療計画を立てていきます。
    当院ではより精密に診査するため、歯の周囲すべてを測定する「6点法」を採用しています。

    検査②歯の動揺度検査

    歯周病は歯を支える歯槽骨を徐々に溶かしてしまうため、進めば進むほど歯がグラグラしてきます。
    そのため歯を器具でつまんで動かし、歯の動きや揺れの大きさを検査して、表面からは見えない歯槽骨の状態を確認します。

    検査③歯のX線撮影

    歯周病が進行すると、あごの骨が痩せていく「骨吸収」を引き起こします。X線撮影をすることで、この状態を調べることができます。
    歯周病が中等度の場合は、詳細な情報を得るため、レントゲンを複数枚撮影させていただきます。

    検査④咬合検査

    歯周病の原因は、歯石や歯垢です。かみ合わせを調べることで、歯石・歯垢が付着しやすい箇所などを調べることができます。

  2. 2カウンセリング

    検査結果をもとに、現在のお口の状態を説明いたします。説明には、画像や図などを使って、患者さまが目で見てわかりやすいよう心がけています。
    現状をご理解いただいてから、患者さまのご希望をうかがいながら、ご一緒に治療計画を立てていきます。当院では丁寧なカウンセリングを大切にしておりますので、治療への疑問・ご不安など遠慮なくお話しください。

  3. 3歯周病基本治療

    ブラッシング指導

    歯周病の治療には、歯科医院での治療やケアだけでなく、ご家庭で歯磨きをしっかり行うことも欠かせません。当院では「染め出し」を利用して、患者さまご自身に磨き残しを把握していただき、適切な磨き方を身につけていただきます。
    フロス(糸ようじ)と歯間ブラシの使い方なども歯科衛生士が丁寧に指導いたしますので、なんでもご相談ください。

    スケーリング

    超音波スケーラーとハンドスケーラーを使い分けて、歯周病の原因である歯石や歯垢を丁寧に除去します。細心の注意を払って行い、歯の根を構成するセメント質などは除去しませんので、ご安心ください。

    ルートプレーニング

    スケーリングでは届かない、歯周ポケットの奥深く、歯の根にまで達した汚れは、歯根の形に合わせた適切な器具を用いて徹底的に除去します。

  4. 4再評価

    これまでの治療で、どの程度の改善が見られたかを確認するため、初診時と同じように歯の周囲を6点法で検査を行います。これをもとに、今後の治療計画を見直します。

  5. 5歯周病菌検査

    歯石・歯垢を除去するこれまでの治療で、大幅な改善が見られなかった患者さまには、位相差顕微鏡を使ってお口の中の歯周病菌を調べます。歯ぐきの腫れがなかなか収まらない方は、お口の中の歯周病菌が増えすぎている可能性があるため、服薬治療など別の治療法を検討します。

  6. 6歯周内科治療

    顕微鏡検査で、お口の中の歯周病菌が治療を妨げていることが確認できた場合は、ジスロマックという抗菌薬を使った服薬治療を行います。

    ジスロマック

    ジスロマックとは、細菌の増殖を抑える抗菌薬です。服用することで歯ぐきの毛細血管に行き渡り、身体の中から歯周病菌を減らしていきます。
    ただし、歯周病菌に耐性をつけないよう、軽度の歯周病の方には処方いたしません。必ず医師の指示に従って、服用するようにしてください。

  7. 7メンテナンス

    治療後も当院のスタッフがしっかりサポートしますので、定期検診とご家庭でのケアで、すこやかなお口を維持していきましょう。
    歯周病は「治療」よりも、その前に「予防」しておくほうが、ずっと効果的で患者さんの負担も軽くすみます。
    不快な口臭や出血を再発させないように、4カ月に1度はプロによるクリーニングをおすすめしています。

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